『ラストマンー全盲の捜査官ー』第一話 新時代のヒーロー〜あらすじと感想〜

ラストマン

概要

主演:福山雅治×大泉洋

脚本:黒岩勉

演出:土井裕泰、平野俊一、石井康晴、伊東祥宏

公式HP:https://www.tbs.co.jp/lastman_2023_tbs/

視聴率:

 第一話 14.7%

あらすじ(※ネタバレ注意!)

 全盲のFBI捜査官・皆実広見(福山雅治)は、どんな難事件も必ず最後には解決させることから“ラストマン”と呼ばれていた。そんな皆実は日本の警察庁とFBIの連携強化を目的に、期間限定で日本にやってくる。そして、皆実のアテンドを命じられたのが、警察庁人材交流企画室の室長・護道心太郎(大泉洋)。誰よりも悪を憎み、犯人検挙のためには手段をいとわない刑事である。
 2人の出会いは最悪だった。警察庁次長で心太郎の兄・京吾(上川隆也)が待つ皆実の歓迎式典会場まで、皆実をアテンドするのが心太郎の最初の任務。だが、その皆実が機内で暴行し、連行されていることを知らされる。しかしそれは、違法薬物を所持した人物を取り締まるための咄嗟の行動だったことが判明。心太郎が急いで皆実を迎えに行った先は蕎麦店だった。焦る心太郎をよそに、心を見透かしているかのような余裕を見せる皆実。ヘリコプターで式典に登場し、挙げ句の果てに皆実は式典で「世間を賑わせている無差別連続爆破事件の犯人を逮捕してみせる」と勝手に宣言する。こうして心太郎は皆実の身勝手な捜査に巻き込まれていくことに。
 その事件は捜査一課の佐久良円花(吉田羊)率いる佐久良班も追いかけていた事件で、心太郎は捜査一課からも批判の的になる。ただ1人捜査支援分析センターの技術支援捜査官・吾妻ゆうき(今田美桜)だけは皆実の意見に耳を傾けたが、佐久良らによって制止されてしまう。
 そんな中、新たな爆発が起きる。皆実は吾妻と心太郎を引き連れ自ら現場へ向かい自力で犯人を探し出すと宣言。アイカメラを使い皆実の見ている景色を吾妻のパソコンと繋げ、吾妻の指示を受けながら犯人を探す皆実だが、野次馬が100人以上いて絞ることができない。皆実は心太郎に指示を出し、新たな爆発物が見つかったとの嘘の情報を広めさせた。野次馬の大半を逃げさせたところで、残っている人物の匂いから犯人を見つけ出し接触に成功した皆実。しかし嘘の情報を流したせいで心太郎は捜査一課に捕まってしまい犯人を捕えることができなかった。皆実は犯人を追い詰めるも、殴り倒され犯人を取り逃してしまう。
 幸いにも怪我は大したことなかったが、皆実は捜査から外されてしまう。捜査一課は爆弾を設置した人物を特定し、捜索にあたっていた。心太郎が病院を訪れると皆実はすでにホテルに移動し優雅にホテルサービスを受けていた。しばらくは休むよう告げると、犯人の居場所がわかったので2人で捕まえに行こうと言う。皆実は犯人のリュックにGPSを付けていたのだ。皆実は日本の警察に自分を認めさせるため、心太郎は兄の出世のため、2人だけで捜査を進めることに。

 GPSが示す場所はゴミ集積所で、探すとリュックが捨ててあり、すぐ近くには犯人が着ていた服が干してある家もあった。犯人は母親と二人暮らしだということがわかり、皆実はどうにか家に入ることに成功する。犯人が不在だったためアイカメラを使い心太郎に犯人の部屋を見せようとするが、後ろから母親にナイフを突き付けられてしまう。玄関前で待機していた心太郎の元に捜査一課から連絡が入り、爆弾を設置した男は皆実の予想通り爆弾を製作した犯人とネット上で出会いやり取りをしていたことが分かる。犯人は自作の爆弾で自殺を図ろうとしていることがわかり、皆実は母親から犯人の目的を聞き出す。犯人は中学時代自分をいじめた人たちと一緒に心中するつもりだという。

 いじめていた相手は近くの交番に勤めているとわかり、急いで向かう皆実と心太郎。するとそこには拘束されている警察官と犯人がいた。皆実が銃口を向ける犯人を前に一歩ずつ近づいていく。何度も発砲する犯人を前に恐れることなく進む皆実。心太郎は皆実保護のため犯人への発砲が許可されたが、皆実を信じ見守った。皆実は犯人の隙をついて銃口と爆弾の起爆スイッチを奪い、犯人を捕まえた。こうして最初の事件を解決した皆実と心太郎。
 父・清二(寺尾聰)にとある報告をするために、心太郎の兄・京吾が実家に帰ってきていた。皆実が41年前のとある事件の犯人・鎌田國士(かまたくにお)への面会の申請をし、鎌田が拒否したというものだった。これで皆実が日本に来た本当の目的は41年前の事件を調べるためだったと話す2人。心太郎まだ何も知らず―――。

感想

なかなか重量感のある一話目でした。体力は消費したけど、それ以上に面白かったなぁ。日曜夜9時のTBSドラマは「日曜劇場」と呼ばれていすが、何クールかに1本かなりお気に入りがあるんですよね。『マイファミリー』以来あまり見ていませんでしたが、今回のはかなり面白そう。脚本の黒岩さんは『マイファミリー』も手がけたそうで、私は黒岩さんの脚本が好きだということが分かりました(笑)

視聴率も14.7%と今年の民放ドラマ1位を更新しましたね。キャストも豪華で脚本も面白くて、内容も見ごたえがあって、是非お勧めしたいドラマです!

福山さんが全盲の役ということで、やはり表情につい注目してみてしまうのですが、本当にすごい。FBI特別捜査官という超人的な設定と自信家な性格が相まって、全盲に見えないという声も上がっているそうですが、私はそうは思いませんでした。このドラマに限らずですが、演じるのが難しい設定でも視聴者を信じ込ませてしまうほどの芝居を見せられると、感動しちゃいますね。

あとはセリフだけでなく、環境音もかなり意識して作られているように感じました。音や匂いを頼りに動く皆実を軸にして物語が進むので、自然と見ている私も音に敏感になってるのかな?とも思いましたが、意図して必要な音をしっかり届けているんだろうな。制作スタッフのなせる業にも脱帽です。

ここから破天荒な皆実はどう事件を解決していくのか、心太郎との息のあった連携プレイも楽しみです!

この記事を書いたのは……

かほこ
かほこ

生粋のドラマ好き、かほこです!

毎クール10~15作品ほど視聴しています!Tverで後追い派。

涙もろいのでタオル片手にドラマ見ることも少なくないです。

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