概要
主演:小芝風花
原作:沙村広明『波よ聞いてくれ』(講談社「月刊アフタヌーン」連載)
脚本:古家和尚
演出:住田崇、片山修、植田尚
視聴率:
第一話 4.1%
あらすじ(※ネタバレ注意!)
スープカレー店のアルバイト店員・鼓田ミナレ(小芝風花の)は、彼氏に振られて金も騙し取られてしまい、バーでやけ酒を飲んでいたところ、たまたま隣に居合わせた見ず知らずの男・麻藤兼嗣(北村一輝)に愚痴を炸裂。挙げ句、泥酔して記憶をなくしてしまう。
翌日、仕事中にミナレが店内に流れるラジオを聞いていると、なんとラジオから自分の声が流れていた。実は、麻藤はラジオ局のチーフディレクターで、ミナレの失恋トークを密録してラジオの生放送で流したのだ。焦ったミナレがラジオ局に駆け込むと、そこには待ち構えたように不敵な笑みを浮かべる麻藤の姿が。ミナレはすぐに放送を止めるよう訴えるが、麻藤は悪びれる様子もなくミナレに告げる――「無音が3秒続けば放送事故。止めるからにゃ、おねえさんが間を持たせてくれるんだよな?」。引くに引けなくなったミナレは、ぶっつけ本番でマイクを持つことに。与えられた1分を使って思いの丈をぶつけたミナレ。本番終了後、麻藤に訴えると噛み付くが、昨夜自分が酔って書いたと思われる“訴えない”いう署名を見せられ、ミナレはぐうの音も出なかった。さらに店に戻ると店長からクビを告げられる。同僚の中原忠也(片寄涼太)にやけ酒に付き合ってもらうミナレ。中原から本当に困ったらうちに来れば良いと想いを告げられるが、ミナレはあっさり断り帰宅。しかし実は酔うといつも1個下の階の家に入ってしまっていたらしく、この日は警察を呼ぶほどの騒ぎとなってしまった。
ラジオは大反響。放送日以来店には仕事を依頼する客が増え、ただでさえ近所で肩身の狭いミナレは身バレまでしたら困ると不満を垂れていた。すると店に円山ラジオ局の面々がやって来る。なんとミナレをラジオパーソナリティとしてスカウトしたいと言うのだ。その直後ミナレの携帯に一件の連絡が来る。それは元カレからだった―――。
待ち合わせ場所で待つミナレ。すると元彼がゆっくり歩いてきて、ミナレを見て赤い口紅は似合わないよと一言。どのツラ下げて来たと怒るミナレに、借金の半分を返して誤解を解きたいと言う。浮気も何もかも誤解だと話し、ミナレしかいないと言う元彼に心が揺らいだミナレは家まで着いていってしまう。あと一歩で流されてしまうところだったが、正気を取り戻し元彼を一括し挙句殺してしまった。麻藤に連絡し、2人は死体を人気のないところに埋めようと地面に穴を掘っていた。すると運んできたはずの遺体が無くなっている。あたりを見渡すと、なぜか生き返った元カレと謎の先生が立っていた。過去を浄化すると言う先生に対しミナレは「過去を浄化したいわけじゃない、挽回したいんだ!」と叫んだ。
ミナレがメインパーソナリティーを務める第一回の放送『波よ聞いてくれ』は無事終了。殺人エピソードやファンタジー要素も含めた放送は反響を呼び、SNSでは感想が多数投稿されていた。元彼ともキッパリ縁を切りアルバイトへ向かうミナレ。すると店長の宝田嘉樹(西村瑞樹)が事故に遭い病院へ搬送されたとの知らせを受ける。中原と2人で店を回すミナレ。
とある一軒家。チェーンソーで鍵のかかったドアを切っている。下まで切り終えドアが倒れると、そこには1人の女性が立っていた―――。
感想
期待通り!なかなか面白かった!作中でも麻藤さんが褒めていましたが、小芝風花ちゃんの流暢すぎる台詞、脱帽です。終始早口で長台詞も多いのに、聞き取りづらさゼロ!よくあんなスラスラ喋れるなぁって感心しちゃいました。
ただ原作を知っている人たちからは良さが半減との声もあるようで。原作はもっと毒気があってズカズカ喋る感じなのかな?原作のドラマ化はどうしても制約に縛られて上手く良さを活かせない場合が多いですからね……。原作へのリスペクトだけは欠かさずに作ってくれたらと願うばかりです!
原作を知らない私としては、テレビドラマなのにラジオが題材だなんて、どんなテイストなのか楽しみでしたが、なかなか好印象でしたね。ミナレの働くカレー屋やスマホなど、色んなところからラジオが流れていて、思いの外ラジオって私たちの身の回りで流れているんだなぁと実感。大学時代はよくラジオ聞いてたけど、最近はめっきり聞かなくなってしまったので、また聞きたいなぁとも思いました。
ラジオ用の台本を実写で演じてくれるのも楽しいですね!最後のシーンを見るに次週はオカルト要素ありとのことで、楽しみです!
この記事を書いたのは……
かほこ
生粋のドラマ好き、かほこです!
毎クール10~15作品ほど視聴しています!Tverで後追い派。
涙もろいのでタオル片手にドラマ見ることも少なくないです。
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