概要
主演:髙橋海人(King & Prince)、森本慎太郎(SixTONES)
脚本:今井太郎
演出:狩山俊輔、伊藤彰記、長沼誠
視聴率:
第一話4.7%
第二話4.7%
あらすじ(※ネタバレ注意!)
オードリー・若林正恭(髙橋海人)と南海キャンディーズ・山里亮太(森本慎太郎)によるユニット「たりないふたり」。その解散ライブ後、倒れて救急車で運ばれる若林は、うわ言で父の名前を呼ぶ……。
時は遡り、2人の大学時代。若林は親に言われるまま夜間の大学に進学し、学食のうどんだけを楽しみに生きていた。自分は面白いという勘違いをし続けるべく頭をアフロにしてみたが、特に日常は変わらなかった。
一方山里は1年浪人したのち、大阪の大学に進学していた。親から出された条件はちゃんと大学に行くこと。芸人の夢を追いかけながら大学に通うために大阪を選択したのだ。
若林は卒業後も度々春日と会っていた。ある日春日に将来の夢を聞くと、春日はお笑いを作る仕事をしたいと話す。『目立とうとするのは、栄光を勘違いした愚か者の考えること』というブルース・リーの言葉に影響を受けたと話す春日に対し、若林は勘違いして何が悪いと叫び、芸人を目指すことを決意。一緒に勘違いしてくれる相方を探し始めた。
山里はと言うと、寮生活や大学生活を謳歌し、お笑い芸人から目を背けていた。
うどんを食べ相方を探す若林と、浮かれて見ぬフリをする山里。
若林はついに最終手段に取っておいた春日へ電話するが、あっさり断られてしまう。予想外の返答に戸惑った若林は飯奢るからと言って無理やり承諾させるのだった。
その頃山里は好きな子に振られて落ち込んでいた。すると寮で同部屋の先輩が山里を夜のドライブに連れ出し、芸人になる夢はどうしたと問う。言い訳を並べる山里だったが、先輩に背中を押されてもう一度芸人になるために動き出すことを決意。
若林と山里はそれぞれ異なる地で、オーディション会場へと向かうのだった。
オーディション当日、自己アピールの時間。2人は何かしなければと思わず立ち上がる。そして山里は振られた話を、若林は自分の父親がおかしいという話をものすごい熱量でしたのだった。審査員も呆然としており2人とも結果にはあまり期待していなかったが、なんと合格。山里は吉本のNSC大阪校へ入学が決まり、若林は春日とともに「ナイスミドル」というコンビを組みライブに出た。その頃には春日もすっかりお笑いに前向きになり、いよいよ本格的にそれぞれのお笑い芸人への道がスタートしたのだった。
時は2021年、解散ライブ後の救急車の中。若林は朦朧とする中で声を絞り出し、こう言うのだった。
『親父……うるさい……』
感想
いやぁ二話目も面白かった!展開が目まぐるしく進むわけではないけど、この一歩一歩着実に進んで行ってる感に見ているこちらはのめり込んじゃいますね。でも視聴率は上がらず、第一話と同様に4.7%。ジャニーズ全押しの配役が視聴者層を狭めたのか。山里さん×若林さん、異なるコンビの2人という一見不思議な組み合わせに世の中の興味がそこまで向かないのか。いずれにせよ、なんだかすごくもったいない気持ち。こんなに面白いのに!ここからの挽回を期待したいところ。
さて、二話の内容に戻りますが、『ナイスミドル』良いなぁ。この2人の独特のテンポ感と個性的な立ち居振る舞い。本人たちは意識してないんだろうけど、2人ともしっかりキャラとして定着してますもんね。素で面白いってすごい。コンビの組み方はちょっと意外でした。若林さんからグイグイいったのも、春日さんがこんな流されるままに芸人になったのも、意外。初めてコンビ組んだ相手と売れて、今も続けているのって、多分すごいですよね。相性ピッタリだったんだろうな。
山里さんの大阪への思い切りも、そこからの目を背ける姿も、なんかこう自分に当てはまるものがあって感情移入して見ちゃいました。やるって決めて動き出すけどそこでくすぶってしまうって、大小はあれど誰もが経験してそうですよね。実在する2人の人生を追っているわけだから当たり前だけど、本当に描写や演技がリアルで、日常の延長を見ているような感覚になれるのがこのドラマの味なのかなぁ。『ブラッシュアップライフ』と共通する点でもあるかも。あのドラマも役者陣のあまりにナチュラル過ぎる演技が良かったですよね。
あと最後の『親父、うるさい』良かったなぁ。よくぞ言ってくれた!若林さんはある種父親からの呪いにかけられていたと思うので、あの状況でその呪いを払拭したようで、良いシーンだなと思いました。
これから私たちは2人とともにどんなお笑い人生が歩めるのか。次週はいよいよしずちゃん登場ということで、楽しみです!
あ、ふと思い出したので追記。「うどんがいつもより美味しかった気がする」と書いた時の若林さんの横顔、本当に嬉しそうで、思わず顔に滲み出ちゃってる感じがすごく良かったなぁ。しみじみ。
この記事を書いたのは……
生粋のドラマ好き、かほこです!
毎クール10~15作品ほど視聴しています!Tverで後追い派。
涙もろいのでタオル片手にドラマ見ることも少なくないです。
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