概要
主演:天海祐希
原作:柚月裕子『合理的にあり得ない 上水流涼子の解明』(講談社文庫)
脚本:根本ノンジ
演出:光野道夫、二宮崇、倉木義典
視聴率:
第一話 9.3%
あらすじ(※ネタバレ注意!)
かつて多くの事件を担当する敏腕弁護士だった上水流涼子(天海祐希)は、ある傷害事件をきっかけに弁護士資格を剥奪され、現在はIQ140の相棒・貴山伸彦(松下洸平)とともに、自身で「探偵事務所上水流エージェンシー」を営んでいる。
涼子はゴルフのアテンドやマッサージ師に成り済まし、不動産ブローカーの神崎恭一郎(高嶋政伸)に接近していた。ある日神崎も出席するパーティーに忍び込み、愛人との不倫の証拠を掴む。
遡ること2週間前。神崎に所有する土地と工場を汚いやり口で奪われ、夫を自殺に追い込まれたという女性がやってきた。警察にも弁護士にも取り合ってもらえず、涼子の提示する破格の相談料を払ってでも夫の無念を晴らしたいという彼女の思いを汲み取り、涼子は捜査をすることに。
掴んだ不倫の証拠を突きつけ2,000万円で買い取るよう提示する涼子だが、あっさり断られてしまう。そこで涼子らはターゲットを妻の朱美(戸田菜穂)へと変更することに。趣味のヨガや小説を使って朱美に近づき、占いですっかり信用させることに成功した涼子。皿や壺を売りつけ、目的の2,000万円を奪い返すことに成功。しかし銀行から連絡を受けた神崎が騙されていることに気づき、朱美を監禁、貴山も拉致し拘束した。しかし神崎のスマホに予め付けておいたGPSのおかげで涼子は即座に朱美を救出し、貴山のもとへと向かう。貴山は時間稼ぎのために捕まったフリをしていただけで実はとっくに拘束を解いていた。朱美は皿や壺に価値がないことを知った上で購入していたこと、息子の引きこもりは神崎が原因を作っていたことを話し、朱美から預かった離婚届にサインさせた。さらに悪行の証拠を消滅させる代わりに財産のほとんどを朱美たちに渡すことも約束させる。しかし実はすでに警察に連絡しており、神崎は捕まってしまうのだった。
事務所に戻り依頼人の女性に約束の2,000万円と相談料も返す涼子。女性は亡き夫に報告し、一件は収拾がついたのだった。すると事務所に一本の電話がかかってくる。それは良子の因縁の相手である、諌間慶介(仲村トオル)からだった―――。
感想
なんだか抱いていた印象とはだいぶ違うドラマだった!思ったよりフジテレビ色強めなドタバタコメディー要素ありのドラマで、テンポの良さが見ていて楽しかったです。なかなかに破天荒な部分にちょっと苦笑いしながら見ちゃったけど、それが”合理的にあり得ない”ってことなのかなぁ。Twitterを見るとタイトルに関して考察している人が多い印象でしたね。台詞にも「あり得ない」って何度も出てきていたけど、それで無理やりタイトルの意味を回収するんじゃなくて、ちゃんと最終回に向けて視聴者が「だからこのタイトルなのかぁ」って腑に落ちるようになってると良いなぁと思ったり。
キャストは期待通りというか期待以上というか!天海祐希×松下洸平なんて最高と思ったけど、一話目から本当に最高でした(笑)天海祐希さんの貫禄たるや、かっこいいし美しいし……あの洗練された美しい動作や表情、1時間見てもちっとも飽きないですね。そして松下さん!『やんごとなき一族』から素敵な俳優さんだなと思っていましたが、頭脳派な役柄がよく似合う!私あの、松下さんが台詞を溜める時に鼻で息を吸う「スーッ」って瞬間が好きなんですけど、わかる方いますかね?(笑)超細かいけど、かっこいい瞬間なのでぜひ探して見てみてください!あと第一話のゲスト、高嶋政伸さんも最高でした……。悪役がよく似合う!あの悪意に満ちた表情も、自身に満ちた表情からどんどん歪んでいく様も。彼ほどにあの口の歪みが上手にできる人はいないんじゃないでしょうか?(笑)各話のゲストにも注目していきたいですね!
現時点で、予告で抱いた期待を超えてきたのはこの作品が初めてです!二話目以降も楽しみですね。
この記事を書いたのは……
生粋のドラマ好き、かほこです!
毎クール10~15作品ほど視聴しています!Tverで後追い派。
涙もろいのでタオル片手にドラマ見ることも少なくないです。
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